とうとう、これまでの教育委員会制度が変わることになりました。
知事や市長などの首長が、
総合教育会議の主宰や、新教育長の任免などをする仕組みとなり、
首長の教育への関与が強められることとなりました。
戦前の教育への反省のもと、教え子を二度と戦争に送らないよう、
権力がある人の思いだけで教育が一方向に向かうことがないよう、
何重ものセーフティーネットが施されていた、これまでのシステムがなくなりました。
国会の場では、
新教育長は、首長が任免するので、総合教育会議の場で意見が合わないことにはならないと、
答弁がありました。
教育施策の推進者も、首長のイエスマンに?
先日ある会で、教員の大先輩が一冊の本を紹介されました。
池上彰さんの「日本の教育がよくわかる本」です。
歴史的なことや、教育現場の現場など本当によく分かります。
そして、思い込みや印象論にもとづいて教育改革が進められている側面が多いこともいっぱい書いてあります。