昨日に引き続き、宮城県の報告です。
宮城県では、石巻市、宮城県からの調査とともに、復興支援をしている「RQ」の広瀬さんや南三陸町の方々にお話を伺ってきました。
石巻市役所の災害廃棄物対策課長の村上さんは、まず石巻市の海を見渡せる日和山に連れてってくださり、
廃棄物の山と、それに対比して建物がポツンポツンと残るだけで、平地になってしまった風景で、全体像を説明してくださいました。
その後、廃棄物の現場近くに行くのですが…
途中、匂いがまだまだ大変なところ、
湾岸部は1m地盤が沈んだとのことで、陥没した元道路、
自動車の山、
ソーラーパネルも付いた、建てたばかりだろうと思われる家、
流れてきたプロパンガスの火で火事になってしまった門脇小学校など…
町が、人が、津波でなくなったその後を見させていただきました。
そして廃棄物の一次仮置き場へ。
まだまだ選別作業が進んでいない廃棄物の山もあるのですが、
選別作業をして、木や、コンクリートや、畳や…とそれぞれの山になっているところもあり、
廃棄物を減らしていくためにリサイクルをしたり、可燃物にしていこうとする状況がありました。
ただ、一旦集めた廃棄物が場所をとってしまって次の作業ができないため、トン袋(大きな袋のことです)に廃棄物を入れて場所を変えたりする、効率的ではない作業もあるなど、現場の大変さを少しではありますが感じてきました。
まだまだ報告は続きます。