2012年4月9日月曜日

災害廃棄物 広域処理

今日は、中学校の入学式のあと、
地域振興環境委員会に出席しました。

今日の委員会は、今、話題の「災害廃棄物」の受け入れに関することなので、
テレビカメラも、報道陣も、傍聴の方もいっぱいの委員会となりました。
前にも書きましたが、私自身は副委員長というどちらかというと進行の立場なので、今回も委員会の場では質問せずに終わりましたが、他の委員の方によって、みっちりと質問が交わされました。

今回の委員会の最初の確認は、この委員会がどういう位置づけかということです。
議会閉会中にもかかわらずこの委員会を開催した発端は、
議会開会中の3月13日の委員会で
「市町村が受け入れを決定することが大前提」という環境部の答弁があった後、
知事から1週間もたたずに災害廃棄物の受け入れに向けた表明がされ、
そのトントン拍子の展開に、「きちんと説明を」ということで開催を決定した委員会です。

そうした中で、先日また突然、「災害廃棄物受入検討調査費」として6億円の専決処分をするという報道が出ました。
今回の委員会で説明することが、県が議会に説明し、OKを得たという免罪符にするような動きになっているのでは…という違和感もありました。
団で審議する時間が与えられた訳でもないのに、です。

ましてや閉会中の委員会は「調査」しかできないのがルールです。
ですから、今回の委員会は議員一人一人の疑問点を環境部に聞く、あくまでも「調査」であることを確認してから委員会を始めるという形になりました。

県としての大きな方向転換があったにも関わらず、たまたま行われた委員会のメンバーだけへの説明で、全体への説明もないまま専決処分を行うことは、
県民の方々に納得していただくための段取りにも大きな懸念が生まれます。

県の県民の方への「説明」について、多く疑問が出され、しっかりと説明することを求める委員会となりました。

なぜ被災地の県外に災害廃棄物の処理を求めなければならないのか、など県民の方々に伝わっていないことが多くあることを、私自身も改めて認識した委員会となりました。

宮城県の報告、また続けます。