ふと寄った本屋さんで、
大村はま先生の『新編 教えるということ』の文庫本を見つけ、
思わず購入して今、読んでいます。
文庫本の裏表紙に「50年に及んで一教師として教育実践の場に立ち、退職後も新しい新しいテーマを研究・発表しつづけ・・・」と紹介されている大村はま先生は、国語教育界の大先輩。
子どもというのは、「身の程知らずに伸びたい人」
研究するのは先生の「資格」
「読んできましたか」という検査官
「子ども好き」だけではダメ
一人で判断するようにしつける
優劣を超え、成長の喜びを知る学習 などなど。
専門職としての教師の仕事とはどうすることか、
「教えていない」具体的な姿なども示しながらの講演の記録集です。
教員だった時代を振り返りつつ、
教育のダイナミズムを再確認しています。
いっぱい引用したい部分がありますが、少しだけ・・・
「最初に本をあけて、感動をもって読む第一読は、学校で感動をもってさせるべきではないでしょうか。そして教師は、そういう際に子供の読む病気をどんどん発見して手当てをすること、あの子にどうするかという案を立てて、それぞれの指導をすること、それが「教える」ことだと思います。」