2016年1月17日日曜日

エコチル調査シンポジウム

1月16日、エコチル調査~子どもの健康と環境に関する全国調査~の5周年記念シンポジウムに出かけてきました。

内容は3本立てで、
基調講演は、「エコチル調査の5年間~10万組の親子からわかったこと~」
特別公演は、北野大教授による「子どもの健康と化学物資」
パネル・ディスカッションは、「これからのエコチル調査」
となっていました。


化学物質の曝露による身体発達や、精神神経や免疫系の異常などの分析はまだ進んでいないようで、その成果が聞けなかったのは残念でしたが、それだけ、化学物質の影響測定は難しいということです。

必要がない化学物質は、できるだけ避けることが、今できる最大のことのようですが、
3歳以下の子どもたちに、虫よけや、日焼けどめなどの薬剤を使っている割合が思っていたより高く、
使っていない家庭は、1歳で23%、3歳で12%だったのにはビックリしました。

生活習慣要因については、妊娠中の喫煙、3歳児までの、睡眠時間、就寝時間などの分析が示され、子どもの健康のためには、多方面からの取り組みが必要であることが確認されました。