2011年5月6日金曜日

東北ボランティア その2

今朝は寝坊しました。
しかも筋肉痛です。

ボランティアの話をすると、「県会議員なのに一般のボランティアに?」というリアクションをしてくださる方がいらっしゃいますが、まだ被災地は私たち県会議員が調査に出向く状況ではありません。
被災地のために大きく予算を組む国とは立場が違いますので、まずは自分の目で被災地を見て感じるために出向きました。
さて、昨日の報告の続きです。

④瓦礫(元は大事なものばかり)撤去作業
土地のくぼみに積もったものを片づける作業をしました。  
折れた船。桜の樹に引っかかった物置。
家の梁と思われる材木。釘の出た多くの木片。
家の外壁。壊れた戸棚。瓦。割れたガラス。
鍋。茶碗。漁の網。お土産の人形。ビデオテープ。
自主学習帳。写真。診察券。
中には位牌も…。
本当に家が丸々、つまり生活が丸々流された跡の片づけです。
一つひとつ見ていると心が痛みます。
でも、人の手で丁寧に片づけていると、思い出の品を発見でき、地域の方にお渡しすることができました。
重機ではできない作業です。
またその重機が、浜区にはまだ入っていません。
重機を待っていてはいつまでたっても片付かないので、ボランティアの人界戦術が役に立ちます。
折れた船をくぼ地から引き揚げるのも、ロープで引く人、船首を上げる人、後ろからバランスを取る人と、現場監督(?)の指示のもと、役割分担をしながら力を合わせての作業でした。
引き揚げ終わった時には、「やったー!!!」と、思わず記念撮影してしまいました。
私たちが担当したくぼ地だけでなく、家の前にも流れ残った小屋があったり、押し流されてきた車があったりなど、片づけものが沢山ある中、地域の人だけでこの作業はとてもできません。
5月4日には、浜区に600人のボランティアさんが集まったとのこと。
3日に入った時と4日に帰る時には、地域の様子がずいぶんと変わっていました。

左から作業前。船の引き上げの様子。船を引き揚げての記念写真です。