2011年5月8日日曜日

東北ボランティア その4

そろそろブログでの報告を終わりにして、
愛知ボラセンに感想を送るという宿題に移りたいと思います。
が、今日で書き終わるかどうかは…?

⑦津波被害の様子
東北自動車道を北上していくと、木々の芽が出かけ、山桜が咲き、水仙や菜の花が道端を彩っていました。
季節がひと月ほど逆戻りした感じでした。
被災直後からほんの少し前までは、本当に寒い時を過ごされていたことを思います。
そうした自然の様子を見ながら入った内陸の市街地はほとんど地震で被害を受けた様子はなく、
阪神大震災の時の神戸の市街地とは様相が大きく違っていました。
しかし、山道を進んでいくと突然、家が壊れ、材木や車が瓦礫と化してしまっている光景が現れます。
海はどこ?
と、バスの前後を見渡しても海は見えず、細い川らしきものが見えるだけ。
その山あいを抜けるとようやく海が見え、狭い山の間を抜けて津波が押し寄せ、引いていったんだと分かります。
津波は山の中にも来たという感じです。
山の木々には、衣服などの布類が引っかかったまま。
船も山に登ってきています。
家は基礎しか残っていないところもあれば、柱や2階は残ってはいるけれども、中は引いた波が残した大量のものが引っかかっている状態の家もあります。
線路は、波に押されて切れてぶら下がり、自動車はあちらこちらで引っくり返っています。
瓦礫と化した物ものが既に集められているところもあれば、まだそのままに残っているところもあります。
大きな道路は通れるようになっていましたが、当初はここも覆われていたのだと思うと、さらに酷い状況が思われます。

南三陸町の様子を写真とともに報告をしたいと思いますので、やっぱりまだ報告ブログは続きます。