2012年11月3日土曜日

文教委員会・県外調査報告(その1~佐賀県ICT利活用教育)

10月31日~11月2日、文教委員会調査で佐賀県と福岡県に行ってきました。

まず訪問したのが、「先進的ICT利活用教育推進事業」を進めている佐賀県教育委員会。
佐賀県では、高度情報化社会へ対応するためには、教育の情報化は必至と考えています。
また、自然災害発生時やインフルエンザのまん延、特別に配慮を必要とする児童生徒に対して、通常の学校・学級外でも質の高い教育の確保を求める要望が高まったのもICTを推進する背景の一つだそうです。

平成20年度(2008年)には佐賀県ICT推進本部を設置し、「さがICTビジョン2008」を公表しています。
機材の設置などは県教委なので県立高校が中心となりますが、
市町とも連携して、小中学校への展開も進めています。

佐賀県の実証研究で確認できたこととしては、
①電子黒板の効果による教授法の改善
②学習者用デジタル教科書の効果による子どもたちの学習法の改善
が示されました。
いただいた資料を載せれるといいのですが、
残念ながら今日は上手くできませんでした。

子どもの健康面や課題について質問したところ、
健康面に与えるデータは、先進的に研究している韓国から情報を得ることにしているそうです。
先生方のスキルや、システムをどう整えていくかが課題であるとのことでした。
また、子どもたちの「五感」は大事にしていくことが必要との言葉もありました。

これまでICTを活用したデジタル教科書の調査については、何か所かお邪魔させていただいてきましたが、
今回の調査でも、関連して調査をすることができました。

佐賀県では、佐賀市立西与賀小学校のICT教育の取り組みも調査してきましたので、
そのご報告はまた次回・・・。