一番最初に向かったのは、熊本の慈恵病院。
「こうのとりのゆりかご」と命名された「赤ちゃんポスト」を運営している病院です。
さまざまな事情で赤ちゃんを育てられないお母さんが、子どもの命を守るために遠くからも、この赤ちゃんポストを頼ってくるそうです。
最後には、匿名で赤ちゃんを預けるお母さんもいますが、その赤ちゃんは特別養子縁組で家族に引きとられるように、慈恵病院の皆さんは頑張ってみえます。
また、匿名で預ける前に、なんとか相談をしてもらおうという窓口も設けられています。
赤ちゃんポストも相談窓口も24時間体制です。
赤ちゃんの命を守るための取り組みには頭が下がります。
そして、辛いながら自分では育てられないけれど、赤ちゃんには幸せに育ってほしいと思っているお母さんたちの気持ちにも。
もっと、お母さんたちが相談しやすく、サポートされやすい社会にするために、私たちは頑張っていかなければならない改めて感じ、何をすべきかと考えています。
この調査では、他にも農福連携、高齢者の見守り活動の調査や、九州がんセンターでの調査を行わせていただきました。