2011年10月29日土曜日

県外調査

地域振興環境委員会で県外調査を行ってきました。

宮古島市役所では「エコアイランド宮古島構想」についての概要の調査。

その後、山も川もない宮古島で「どのように農業の水を得るか」についての起死回生の方策、「地下ダム」の実際を見学。
地下水が海に流れ出ないように地中に何KMもの止水壁を作り、そこに溜まった水を組み上げて農業用水として利用しているのです。
隆起珊瑚礁の島ならではの水の確保の仕方ではありますが、地の不利を地の利に変えた知恵には驚きました。
そして真水の確保の大切さを再確認しました。

(株)りゅうせきでは、バイオエタノールの生産・製造・給油を国の実証実験として行っています。
基幹農業であるサトウキビから砂糖を取った残りの糖をバイオエタノールにし、ガソリンに3%混ぜたE3やE10を農協のガソリンスタンドで売っています。
宮古島のバイオエタノールについては、他の国のように食糧を使ってしまうのではないので、その点は安心ですが、E3、E10の普及にはハードルがありますし、来年度以降は国からの補助がなくなり、この事業が続くかどうかは県の判断次第だそうです。
愛知県でもバイオエタノールについての実験が行われていましたが、なかなか成果は上がっていないと以前聞いたことがあります。
今はエネルギーの安全な確保が重要課題となっていますが、資源を有効に使い切るための手間をかけることが必要だと感じてきました。

沖縄本島の那覇市では、ANA那覇空港貨物ターミナルで調査。
日本国内、そして東アジア各地から那覇空港まで2~4時間で輸送ができるという、地の利を活かし、国際貨物と国内貨物を一括で扱えるターミナルとして整備。
開港から2年ですが、貨物のハブ空港として取り扱い貨物量を増やしています。
愛知県ではセントレアの利用が東日本大震災の影響もあって伸び悩む…というより、減少の状況。
今回の調査を機に、愛知県では何をどう特化して、セントレアが活用されるようにするのかを考えていかなければなりません。

沖縄では、バスガイドさんやタクシーの運転手さんから聞いた話もいろいろと衝撃的でした。人頭税を課せられ、また台風や干ばつによって苦しい生活を経てきた生活の様子の中でも、私にとって印象に残っているのが、サシバという小型の鷹が秋になって渡ってくるのを待ち構えて食べていたという話です。
中学の国語の授業で「渡り鳥のなぞ」という教材にサシバが載っていて、休む場所もない大変な距離の海を、陸があるところでは上昇気流を使ってエネルギーのロス少なく渡っていくサシバに感心したものですが、
そのサシバも昔は島の方の重要な食糧だったとは、想像もしていなかったことなので、単純に驚きました。

2011年10月23日日曜日

悲しい事件がまた…

名東区で中二の男の子が虐待死という哀しいニュース…。

前に勤めていた学校の生徒さんであり、せめて安らかに天国に行ってほしいとお祈りします。

虐待されている子どもに対し、「逃げればいいのに」という感想を述べられる方がいらっしゃいますが、小さな子どもがいったいどこに逃げられるでしょう。

大人の方でもDVから簡単に逃れられずに苦しんでみえるます。

子どもの世界は「100%親」から少しずつ少しずつ広がっていき、でもやっぱり親御さんが一番で…。

守られるべき存在の子どもたちが、ちゃんと守られる世の中になるように、児童相談所だけでなく、よい環境を作っていかなければ…。

今日は昭和区民まつりでした。地域の皆さんのご尽力で子ども会もすごく盛り上がっています。またいっぱいの子どもたちが親御さんと一緒に鶴舞公園で楽しんでいました。

でも地域の行事が盛り上がっている中でいつも思うのは、こうした行事に来られない子もいるんだろなぁということです。

2011年10月21日金曜日

街頭活動&授業参観・・・

今週は、議会報告の朝の街頭活動を行わせていただいています。
ドラゴンズが優勝した次の日は、皆さん眠たいところお騒がせしているかなぁ…と思いながら、
また、私の不注意ながら、地元の皆さんのゼロの日の活動とかぶってしまったり、
香流中学校の時に国語の授業を受け持っていた子から声をかけられたり、
と、
毎回、色々と刺激もある街頭活動です。

今の円高対応や防災への取り組み、交通事故対策、教育のことなど、忙しい時間帯に聴いていただくのは難しいとは思いながらもお話しています。
県政レポートもなかなかお渡しできませんが、少しでも耳を傾けていただけるよう、頑張っていきたいと思います。

今日は、御器所小学校の授業参観をのぞかせていただきました。
算数の授業では、はっきりとしたタイトルを失念してしまいましたが、
「読み取る」という言葉が使われていたり、
社会の授業で、自分が大久保利通の代わりに「大久保なにがし」になって、日本の将来設計を考えたみたりと、面白そうな授業が行われていました。

その分、先生方も知恵の引き出しがいっぱい必要に思います。
先日の一般質問ではありませんが、先生方に、元気に色々なことを吸収する余裕があってこそ、
よい授業もできる、特に多様化する今の時代は、先生方の吸収の時間が必要だと感じました。

2011年10月18日火曜日

愛知県石油コンビナート等防災訓練

今日は名古屋市港区の潮見町で行われた防災訓練を参観しました。
最初に海上訓練1時間、次に陸上訓練1時間という内容でした。
海上訓練は、㈱辰巳商会名古屋ケミカルターミナルのドルフィン桟橋周辺で、船舶10隻、航空機2機、人員78名の規模、
陸上訓練は、ケミカルロジテック㈱名古屋油槽所を訓練会場とし、車両28台、航空機1機、人員125名の規模で行われました。

火災や危険物の流出、化学物質の漏えいなど、今回はそれぞれ1か所への対応ながら、訓練会場から辺りを見渡すとタンクや工場が連なっている風景。
今回、企業の方の防災体制もしっかりと示されていましたが、
大規模災害が発生したら、悩ましいことばかりだと感じました。
連携の強化が述べられていましたが、こうした訓練で少しでも対応力が高まることを期待したいと思います。

さて、9月議会で質問した災害時の情報確保については、この訓練にNTTの衛星通信車が来て、実物を見ることができましたが、
回線としては、電話40回線、インターネット5回線というもの。
情報確保の壁は高いと思いました。

また、会場訓練ではヘリコプターの活躍も見ましたが、あの大きな音はどうも苦手なのと同時に、5月に宮城に行った時に、被災した子どもがヘリコプターを見て、「あれは遺体を探しているんだ」と言っていたのを思い出しました。
今、あの子たちはどうしているのでしょう。
改めて、元気でいてくれることを祈ります。

2011年10月14日金曜日

9月議会閉会

昨日は9月議会の閉会日でした。
提出された議案については、すべて可決。
災害対策、円高対策、そして…
長久手町が長久手市になるため、選挙区の変更の提案などがありました。
これまでは長久手町と東郷町が同じ選挙区でしたが、
長久手市になった以降は、日進市と東郷町が同じ選挙区となります。

さて、この9月議会では、私自身が一般質問をしましたので、
準備等々で忙しい議会でした。
一般質問に与えられた時間は一人につき30分以内。
今回は25分くらいの話をしましたが、
文字数で7,000文字を超えるくらいです。

自分の質問を含め、議会については、また県政レポートを配りますので、
目を通していただきたいと思います。

また民主党県議団は、今期に入って、議会の閉会日にみんなで街頭活動を行っています。
昨日は刈谷の駅前で行いました。
デンソーなどの会社から帰ってくる方々がほとんど途切れずに駅に向かってみえました。

愛知県内の主要駅で行っていく予定です。
私たちが街頭で県政報告をしていましたら、ぜひ気にしてください。

2011年10月9日日曜日

学区の運動会

松栄学区はなんと50回めの学区の運動会。
地域の方がずっと続けてみえることに頭が下がります。

御器所学区、川原学区の運動会もおチビちゃんからご年配の方までたくさんの方が参加され、年代を超えた交流もあって素敵な運動会となっていました。

実は昨日、川原小学校で行われている地域の剣道部に少し顔を出させていただき、十数年ぶりに竹刀を少~しだけ振りました。
そこに来ていた子たちは今日は運動会で技をお披露目。
昨日より声が大きく出ていました(拍手)

さて夜は2011年の春のインターン卒業生と久しぶりに集まって食事会。
選挙前の忙しい時に作業をいっぱいしてくれたインターン生です。
みんなそれぞれ元気で、ちょっとずつ成長している姿を見ることができて嬉しく思いました。

2011年10月4日火曜日

地域振興・環境委員会

昨日、今日と地域振興・環境委員会でした。

昨年度2月議会で、選挙前でバタバタながらも4年間の想いを込めて質問した「子どもの健康と環境」についての取り組みの、その後を質問したいところですが、副委員長なので、進行補佐に徹し、質問は残念ながら控えています。

同じ会派の稲垣議員が、県のHPにも載っている「知多娘。」という動画による地域PRの質問をしてみえましたが、28万件を超えるアクセスがあるとのこと。
みなさんも一度覗いてみてください。

2011年10月1日土曜日

運動会びより

今日は昭和区の3つの小学校で運動会。
それぞれ見に行かせていただきました。

暑い9月を頑張った子どもたちの競技や演技は見ごたえがありましたが、
熱中症になりかけた子もいるんじゃないかな?

また、最近は、騎馬戦や組み立て体操も復活した様子。
こうした種目を通してたくましさが育ってほしいものです。

「工作教室」に来てくれた子の成長した姿や、1年生の緊張した顔、
可愛らしい集団演技、迫力が出てきた高学年の徒競争、
組み立て体操での踏ん張り具合など、
感動したり、微笑ましかったり、ハラハラしたり、
とにかく今日は一日運動会を堪能させていただきました。

先生方の姿にも感動したことがありましたが、これは自分の胸にしまっておきます。

中学校の体育大会は平日なので、ちょうど議会と重なるこの時期、
なかなか見に行くことができませんが、
桜山中学校の体育大会の最初の15分だけは見て、しっかりやっているなあと感心してきました。

来週は学区の運動会もたくさん。
スポーツの秋を地域みんなで楽しめるといいですね。
そして「多少のことなら大丈夫!」と言えるたくましい子どもたちが育つ環境も作っていきたいものです。

この8月にスポーツ基本法が施行されましたが、都市部を中心に子どもたちが遊ぶ中で基礎体力をはぐくむ環境がどんどんなくなっているのが残念です。
体力、知恵、コミュニケーションの面など、「みんなで遊べる」っていうのは、本当に大切だと思います。