東海ブロック女性議員ネットワーク会議で、二つの研修会を行いました。
一つ目は、「<愛知方式>による赤ちゃん縁組の取組み」。
実親さんが育てられない子どもの里親委託に取り組んでみえる柴田さんに、
愛知県における特別養子縁組についてのお話を伺いました。
子どもたちの幸せのための、児童相談センターの大変に細かい配慮と、覚悟が心に残りました。
ちょうど、ドラマ「コウノドリ」第5話で、
中学校2年生の女の子が妊娠、出産の話がありました。
ドラマでは産まれてくる子どものために、「特別養子縁組」を選択します。
色々な意味で、涙なしでは見られないドラマでしたし、
児童養護施設で育つ子どもたちへの支援も考えさせられました。
研修会では、実際の若年者の妊娠等の話を聞き、
また、里親委託された子どもの思春期の課題が語られる中、
まずは妊娠に至るまでのことに取り組むべきだと皆さんがきっと気づかれたであろう流れで、
二つ目の研修では、
「産婦人科医から見た子どもを取り巻く大人の知らない性の現状」について。
「壮絶」という言葉で表現された子どもたちの実態。
普通の子たちは、「知らない」ゆえの、無防備さ。
「ピル」への誤解。
男性目線での、危険なインターネット情報。
性教育がバッシングされた時代がありましたが、
人権教育としての性教育の重要性が示されました。
今回の研修会は、世話人の一人として、携わらせていただきましたが、
参加してくださった皆さんにとって、多くの課題を得る研修会になったと思います。