NHKで成人の日に「青年の主張」が開催されていたことや、徐々にその形が変わってきたことまでは知っていましたが、2006年にはその役割を終えたとして完全に無くなっていたのは今回知りました。
「青年の主張」と、国語科の同級生の授業を参考にさせてもらって、中学3年生の最後の国語で「少年の主張」を発表する授業をした時には、生徒たちが部活や自分の反抗期のことや将来の夢などを、真剣に原稿を作り、語ってくれたのを思い出します。
中学校3年間の思い悩んだ時代を振り返り、まとめ、級友たちと分かち合ったのは、意義があったと手前味噌で思っていますが、「少年の主張」をした人たちにとってはどうだったでしょうか?
「青年の主張」が「インターネットで意見の発信ができるから」などの理由で終了。しかしその後の厳しい時代を生きる青年たちにとっては、顔が見える関係の中で思いを訴え、違う意見を知りながら思いを分かち合えることが必要であり、救いにもなるのではないでしょうか?
もう授業ではできないけれど、青年たちの主張を聞いたり、思いを交わし合える場を設定していきたいと思いました。