2010年8月26日木曜日

「消えた高齢者」問題と番号制

実在しない高齢者の方の問題がどんどん広がっています。
ただ戸籍が残っていただけで実害がなければ良いのですが、まだまだ色々なことが出てきそうです。

以前、就学児として役所の名簿に載ってきても、実際にはその小学校に連絡もなく入学してこない児童について、役所の方に聞いたことがあります。

子ども手当が始まる前だったので、児童手当の関係を含め、行き先が分からない児童はどうなるのか質問したところ、端的には「役所は申請主義だから」という答えでした。

申請を待っていては守れないものもあるのでは…。

フィンランドでは出生届は病院が(で)行い、生涯に渡って番号制度の中で、手当の給付などの措置が取られるそうです。

"総背番号制"への様々な危惧もありますが、人を「守る」観点でのシステムの検討を進めるべきではないでしょうか。